テストが終わった子どもにかけるべき言葉と人が「変われない」本当の理由

山田ゆうすけ

こんにちは!Makeage(メイケージ)教室長の山田優輔です^ ^

 

第1回目のテストの結果が返ってきて、

「点数が上がった!」と喜んでいる人もいれば、「なかなかうまくいかなかった…」と落ち込んでいる人もいるかもしません。

 

  • 「子どもに反省してほしい」
  • 「もっとがんばってほしい」
  • 「次回こそは成績を上げてほしい」

そんなことを考えて、子どもに変わってほしいからこそ、いろんな言葉をかけると思います。

そこで今回は「解決につながらない言葉がけ」と「解決につながる言葉がけ」を、「人が変われない理由」と絡めて紹介します!

人が「変われない」本当の理由

以下は『幸せになる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教えII』の文章です。

アドラー心理学では、「人が変われない理由」をこのように考察しています。

哲人 われわれは、いつでも自己を決定できる存在である。あたらしい自分を選択できる存在である。にもかかわらず、なかなか自分を変えられない。変えたいと強く願いながらも、変えられない。いったいなぜなのか。……あなたのご意見はいかがですか?

 

青年 ほんとうは変わりたくないから?

 

哲人 そういうことです。これは「変化とはなにか?」という問いにもつながっています。あえて過激な表現を用いるなら、変化することは、「死そのもの」なのです。

 

青年 死そのもの?

 

哲人 たとえばいま、あなたが人生に悩んでいるとしましょう。自分を変えたがっているとしましょう。しかし、自分を変えるとは、「それまでの自分」に見切りをつけ、「それまでの自分」を否定し、「それまでの自分」が二度と顔を出さないよう、いわば墓石の下に葬り去ることを意味します。そこまでやってようやく、「あたらしい自分」として生まれ変わるのですから。

 では、いくら現状に不満があるとはいえ、「死」を選ぶことができるのか。底の見えない闇に身を投げることができるのか。……これは、そう簡単な話ではありません。

 だから人は変わろうとしないし、どんなに苦しくとも「このままでいいんだ」と思いたい。そして現状を肯定するための、「このままでいい」材料を探しながら生きることになるのです。

(中略)

哲人 それでは、「いまの自分」を積極的に肯定しようとするとき、その人の過去はどのようなトーンで彩られると思いますか?

 

青年 ああ、つまり……。

 

哲人 答えはひとつ。すなわち、自分の過去について「いろいろあったけど、これでよかったのだ」と総括するようになる。

 

青年 ……「いま」を肯定するために、不幸だった「過去」をも肯定する

 

哲人 ええ。先ほどあなたの言った「あのとき厳しく叱ってくださって、どうもありがとうございました」と感謝の言葉を述べる人。彼らは「いまの自分」を積極的に肯定しようとしているのです。結果、過去のすべてがよい思い出になる。

(引用:幸せになる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教えII

人は誰しも「変化」を嫌います。

だから「変化」を避けるために、「今の自分」を肯定します。

「今の自分」を肯定するために、「過去」に色を塗り自分に都合よく解釈します。

「過去」は存在しない

人は誰もが「過去」は「今の自分」の正当性を証明するために、自由自在に書き換えてしまいます

過去に起こった膨大な出来事の中から、今の「目的」に合致する出来事だけを選択し、意味づけをし、自分の記憶としています

そういった意味で、アドラーは「『過去』は存在しない」と言っています。

変わるための唯一の方法

変化をするためには「これからどうする?」と考えます

人は「これからどうする?」を考えれば、選択肢が生まれ、その中身を考え始めます。

 

  • 「どうしてこんな点数になったの!?」
  • 「なんでもっと早くから勉強しなかったの」
  • 「この点数じゃ高校行けないわよ」
  • 「こんな結果に何か思わないの!?」

 

このような「ダメだった理由」を考えさせる言葉

  • 「授業がわかりにくいから」
  • 「先生が変わって問題形式が変わったから」
  • 「調子が悪かったから」
  • 「テスト前体調が悪くてちゃんと勉強できなかったから」

と、自己防衛としての「言い訳」を引き出すだけになってしまいます

 

そうではなく

  • 「次のテストで英語をできるようにするにはどうする?」
  • 「次回のテストはもっと早めにテスト勉強を始めるために、次はどうする?」

建設的な質問をしてあげましょう

 

高校生も同様に、上のような建設的(よりよくしようとする積極的)な質問を”自分自身”にしてあげる

そうすればやるべきことも見えてきます。

 

相手にも自分自身にも、自分が普段どんな質問をしているか考えてみてください^ ^

 

やまだゆうすけ

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